呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

喋っても喋らなくてもどっちでも良い

10月最初のオンラインワークショップは無事に終了しました。

午前も午後も休日の貴重な時間を割いて集ってくださった皆様に心より感謝申し上げます。

先日高らかに宣言しましたように、ワークが始まるとやって来る豊かな感覚をより大切に体験し味わう、沈黙の時間を堪能出来る、そんな一時となるように、あんまり喋らないようにしていた積もりです。

それでも、筋肉を始めとする体の各部に溜まった過度の緊張から少しずつ解放されることで動き出す、言ってみればストーリーのようなものに没頭し始めると、皆さん、僕がごちゃごちゃ喋ろうが説明してようがあまり関係なく見事に集中してるんですね。

話してる側の立場としても、一言一句聞き漏らさないようにして貰いたい等とは全く思ってませんで、それどころか適当に聞き流してもらうことで却って、もしその時その方に必要な言葉があれば、それだけが鮮明に大切な所に届くのではないかと思っています。

だからこれからもよく喋ったり、たまに気持ち悪い位に黙ったりもします。

僕が喋っても黙っても、身の周りには色々な音があります。普段は気にも留めないような機械の作動音であったり周辺の通りから聞こえる様々な交通音や人の声。鳥の声や風に揺れる木々の音など、本当に空気があるのと同じように音にも包まれて僕達は生活しています。

これは何も、僕の過剰な喋りを無理矢理正当化しようとしている訳ではありませんが、ワークに集中することは、周りの環境を遮断することではないように僕には感じられます。

周りの環境に柔軟に滑らかに寄り添えるゆとりが生まれて、そしてその中にこそ、変えようとしても変えられない、勿論替えようとしても替えの利かない大切な何かに辿り着けるのかなと思います。

今日はそれでも冗談抜きで、いつもよりほんの少し僕が静か~に黙ってる時間が多かったと思います。それでその黙っている時は当然僕自身も内面に静か~に寄り添っているのですが、その時に、これからこのワークがどのように進んで行くのか、これは自分自身の次なる成長、ステップアップということでもありますが、また新しい展開の、ほんの入り口付近に辿り着いたような気がしました。

今日参加してくださった皆さんは、どんな風に感じられたでしょうか。