今日は急な開催にも係わらずお二人が参加してくださいました。ありがとうございました。
僕達のワークではよく伸びをします。伸びると体は楽に空気を取り入れてくれるのと、動くことに呼吸が寄り添い伴うことで、それだけで心身が軟らかくなるからです。
その時に、誰かと同じ空間でやっていれば手を携えて支えたり伸びる方向性を示して上げたりも可能ですが、今日はそれを、思い付きで画面越しにやってみました。
結果、伝わりました。一人でやっているよりも、確実に伸びが促進されたようです。
人間のイメージ力、前向きな想い、信じて委ねる心、侮るべからず。
それからこれは、オンラインワークを始めてからのトータルな話で、少なくとも僕は何故オンライン疲れが起こらないのかを一度立ち止まって考えてみました。
巷ではそろそろSkypeやZoomがマンネリ化し、通常の実際に対面してのやり取りと比べての情報量の少なさから来るストレスを訴える人が急増していると聞きます。
ところが僕や僕のワークショップに参加してくださる方の殆どが、そのような症状を訴えません。
その原因として辿り着いた答は、体の存在がリアルに感じられているからというものです。
常に自分の体の活動や響きが伴った現実感と共に話しているので、例え相手の顔や上半身しか画面に映ってなくても、そこにも体が在って反応してくれていることを、無条件に信頼出来ているから、というのが分かったのです。
特に企業などではこれらツールの本来の用途の通り会議の場として使う訳ですから、頭で意見を考えて決して楽しくは無いやり取りを重ねなければならないでしょうし、どんどん体から離れていってしまうのもやむを得ないと思います。
それと、通常のリアル対面でのやり取りの感覚を引きずってオンラインの場に臨んでしまうと、それはストレスを感じない方が寧ろおかしいでしょう。
どうでしょう、今のこの状況をチャンスと転じて、今一度、体を持った精神的な生き物としての人間を、何とか取り戻せはしないでしょうか。