呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

💡今後のワークショップに関してのお知らせです💡

https://tonus-mn.jimdofree.com/ HPからもスケジュールはご覧頂けます。またメールによるお申し込みやお問い合わせもこちらのHPからが便利です。·······················································································

 3月以降のワークショップは、スケジュールの項に記載のまま、通常通りに行う予定です。

 手洗いやうがいの励行に加え、携帯用空間除菌剤を使用する等、ご参加の皆さん各自で感染症対策を工夫されるようお願いします。

 これは、ご本人の健康の為は勿論、他の参加者への配慮という意味でもくれぐれもお守り頂きたい事項です。

 大船でのワークショップは個人宅をお借りしての事ですが、これまでと同じく継続させて頂くことを決定し、その際上記諸注意事項も確認しました。

 そんな中で、「声と呼吸の実験 第三回」という企画だけは、中止にしようと決めました。

 元々が人の集まりが芳しくない状態で、そこから更にキャンセルも重なりましたので、本当にちょっと冷めた閃きによって決めました。

 今“冷めた”と書きましたが、僕自身は昨今の騒ぎによる中止は全くの想定外で、ウィルスの影響そのもので中止を決めた訳では全くありませんのでお伝えしておきます。

 それよりも、ウィルスの影響でキャンセルする、迷う、という人々の反応そのものに戸惑い中止と決めました。どうしても今やっておきたいことの熱が、37.5℃を越えて来なかった、そんな感じでしょうか。この企画での僕の立場はファシリテーター。僕が一人張り切っても何の意味もありません。

 そもそもこの企画自体も、もっと多くの方に興味を持ってもらえるような、魅力的なものに進歩させていかなければとも思っています。一度解体·再構築、もしくはお蔵入り、といったところです。

 たまたまついほんの数日前、僕は懇意にさせてもらっている音楽家の方の稽古会を見学させて頂くことを、口頭で約束していました。それで、開催日前日の夜、割りと遅めの時間帯に念のために決行かどうか確認のメールをしました。何せ口頭で1ヶ月以上前にお邪魔すると伝えただけでしたので。

 ご参考までに、僕が送ったメールはこんな感じのシンプルな文面でした。

 「明日の稽古会、予定通りに参加させて頂きます。開催されますよね?(僕は行く気満々です)」

 この後直ぐに返信が来て、もう一人の主催者の方とかなり悩んだ末、たった今開催を決めたところだった、ということでした。

 開催当日は、ほとんどが特にプロでも無い楽器の愛好家ばかり、10名に満たない位の人が参加しており、この人数はやはり普段に比べて少ないということでした。が、こんな状況の中でも集まった、僕も含めた物好きが醸し出した濃密さと、ある意味異様さは寧ろ感動的でした。

 それで、会が終了するときに思いがけないことを言われました。前日の夜に僕が確認の為に送ったあのメール、僕としては本当に素直にその時の気持ちで確認·質問したに過ぎないのですが、それに物凄く勇気付けられたと言ってくださったのです。こんな時に“絶体に行く”という勢い·意志のようなものが、気持ちを楽にしてくれた、と。勿論参加した皆さんにも目を潤ませながら「やっぱり今日はやって良かった」と感謝を述べておられました。

 ウィルス騒ぎの中、催しを主催する側、参加する側の両方を小規模ながらもごくごく短期間で体験し、しみじみと思うところの多い週末となりました。

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↑コロナプレミオ(発売当初はこれも新型コロナと呼ばれていた筈です。だからなんやねん?)