呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

再掲載その14「自分本来の姿に」※また再掲載部分より感想の方が長ーい!

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今日も先日久しぶりに見えたボーカリストの方が個人レッスンに来てくださいました。
本当にお忙しくされていて、ファンはもちろんバンドのメンバーやスタッフの命運まで背負っているような立場上、これまではワークが始まるとぐったりとなるか大きく動き回るかのどちらかであることが多かったのですが、それが今日は印象深く真ん中に意識が集まるような一時(ひととき)がありました。
そしてご本人の口から「自分本来の姿に戻る」という言葉が自然に出たのです。
私はいつどんな時でも目の前の人をどうこうしようと一切企んでなどいませんが、それでも心のどこかでその一言を待っていたような気がします。
このようにして、レッスンとはほんの少しずつ次のステップへと進んで行くものなのかも知れません。

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2017年7月10日の記事でした。

ここに登場するボーカリストの方は、以前にしっかりと確認し実名公表はNGということでしたので、やっぱりその約束は守ります。

もうバンドは解散されましたが、紅白歌合戦にも出場された方です。凄いなぁ。

この方とのセッションはどの回も印象深いものがありますが、特に印象的なエピソードが一つあります。これはいつもにも増してちょっと手前味噌な話で申し訳無いのですが。

いくら才能溢れる方でも、音楽業界の一線で存在感を維持し続けることは僕なんかには到底想像もつかないような大変さなのでしょう。

生真面目なこの方も、少しでも自身の技術が進歩する為に、色々なトレーナーや施術家の指導を受けておられたようです。

その中の一人に所謂霊視能力というものをお持ちの治療家が居られ、ある日その方に、自分に指導してくれているトレーナーの写真を全員分見てもらったそうです。勿論この中には僕の写真も(何処で手に入れたのかなぁ、研究所時代のHPかな)。

霊視している時の感じは、例えば写真を一目見て「あぁ、この人はあなたを自分の言いなりにしようとしてるだけだからダメ、もう行かない方が良い」······とか言いながら、そのような人の写真はトランプの札のようにパッパッと机の上に落としていってしまう、そんな様子だったそうです。

その中で何人かの“行っても良い人”の中に僕も無事に引っ掛かったとのことで、その人が言うには「この人はあなたを昔のように楽しんで歌う自分に戻してくれる人だから、もっと行った方が良い」と、そんな事だったそうです。

信じるか信じないかそれは貴方次第、の世界ですが、この人のは僕は信じます(笑)

でもこんな風に、僕のやってる活動と霊視の内容が合ってるから氣が良いことは確かです。

ところでこのボーカリストさん、床に寝っ転がって呼吸を通すのが通例になっていたので、ある日僕は奮発して雑貨屋さんでヨガマットを購入し、フローリングの会場でも背中が痛くないように配慮しました。

そうしたら、その回以来一回も会ってません······。

今も静かに押入で眠っているヨガマットの、これからの境遇や如何に。

それはそうと、ソロになって、どのように活動されているか。バンドという志を一にして集まった仲間も、取り巻く環境もいつしか枷になってしまっていたのだとしたら、そこから解放されて、昔のように楽しんで歌って居られるのでしょうか。

この人のことだから、全く思いも掛けないタイミングで、ご無沙汰感殆んどゼロで、「明日レッスン可能ですか?」って、また急にメールして来るかも知れません。

たった一度でも共にセッションした人は、いつも心の中で氣に掛けている、そんなもんです。