呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

トークイベントに行ってきました

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4/21(日)柏の葉キャンパス駅(つくばエクスプレス)の蔦屋書店にて、対話師·山内ちえこ先生トークイベント·サイン会が行われました。

先日このブログでもご紹介しました、ちえこさんの本をテーマとしたイベントです。

会場にはちえこさんの現在のお知り合いは勿論、以前の人生におけるお知り合い!もちらほら居られたとのことで(笑)、冒頭から不思議な和やかさが醸し出されていました。

お話は出版を担当された方との掛け合いも交えながら、これらの本が世に出る、産まれるに至った経緯が、興味深いエピソードを盛り込みながら楽しく、また感動的に語られました。

集まった皆さんも常ににこやかな表情で、時には「うんうん」と深く頷きながらお話に聞き入っておられました。

サイン会では希望者お一人お一人にゆっくりと時間を掛けて丁寧に“対話”しながらペンを走らせるちえこさんの姿が、これがまた素晴らしく印象的でした。

更にその後の個別相談コーナーでは希望者多数で抽選扱いとなる盛り上がりようで、わたしはそのタイミングで会場をあとにしました。

お天気にも恵まれ、周囲の環境も素晴らしい場所で心地好い時間を過ごさせて頂きました。

心と体とそして魂も、ちょっと贅沢な小旅行を楽しませてもらった、そんな気分です。

 

きっぱり断ることの大切さ

ここ最近、芸能プロダクションのオーディションを受けてみたり、全く予定外に声のインプロヴィゼーション(即興演奏)を披露する機会に恵まれたりと、その場その場での対応力が錆び付いていないか?を確認するような体験が重なりました。

必要な時に必要な表現が自然に口をついて出て来るか?これを計るバロメーターとして「気持ちの乗らないことはきっぱりと断る」というのもかなり重要視しています。

今現在、レッスンの為の固定した拠点を持てていないことで多くの方にご不便ご心配ご迷惑をお掛けしています。支えてくださる皆さんが居なければこのような活動は一日たりとも成り立ちません。

そんな中、そのような心配事を解消してくれそうな申し出があっても、その提案者が、呼吸を通じて深いレベルで成長して行こうとする営みには相容れないものを“学び”だと勘違いしているならば、そこに心を打つような響きは聞こえません(でした)。だからきっぱりとお断りしました。

片付けの魔法の近藤先生もこういうことを仰ってるのではないでしょうか?因みにわたしの部屋は全く片付いてはいませんが。

一見調子の良さそうな話と相手の勢いに惑わされることなく、自身の呼吸と感覚に委ねて大事な決断をする。そして断る必要がある時には体裁など気にせずきっぱりと断る。これも普段皆さんと共に取り組ませてもらっている日頃のレッスンの成果だと思っています。

わたしの場合、成り行きとはいえ結果的に自分の感覚に合わない、我慢の世界から解放させてもらえたという経緯がありながら、またのこのこと甘い言葉に乗せられてそのような居心地の良くない仮の棲みかに戻るという愚行だけはやってはいけないと、心から思いました。

 

 

モリーとトリーが教えてくれる大切なこと

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↑向かって左がモリー、右がトリー(共に♀)

本日も高野台の個人宅様をお借りしてワークを行いました。

写真は何ヵ月も前の使い回しで申し訳ありませんが、いつもレッスンを間近で見守ってくれている保護犬達です。

以前にも触れましたが、回を重ねる毎に家族以外の人への恐怖心を克服し「中には怖くない人間もいる」ことを理解し始めてくれるようになりました。

ここのところ帰りは大船駅まで徒歩に切り替えバスの時間を気にしなくても良くなったことで滞在時間が増したこともあり、今回などはレッスン後にモリーがすっかり慣れてくれ背中や頭を撫でることを許してくれました。

一方のトリーもかなり距離感が縮まりすぐ横を通り抜けたりもするのですが、目と目を合わせてスキンシップを図ろうとすると逃げてしまいます。

ところが、その存在を全く気にせずに他の方々と話し込んでいるといつの間にか足元に来ていて膝の辺りや手の指先をクンクンと嗅いでいることが多くなりました。

色々なことがこれと全く同じで、意識すればするほど離れていってしまうことがあります。

例えば歌を一所懸命練習している人であればハイトーン·ヴォイスやロング·ノート。

もっと生活に即したことであれば、理想の人との出会いや夢のように安定した高収入など(笑)

無心に何かを楽しんでいれば安らぎはいつの間にかそっと近くに存在するもの、そんなことをトリーは貴重な生涯を掛けて人間に教えてくれているのかも知れないとしみじみ感じ、鶯やその他野鳥の声を聞きながら大船駅まで今日は気持ちよく歩いたのでした。

※野鳥の声を辿ると木々の隙間にちゃんと姿を確認出来ました。「嗚呼、ええカメラがあれば撮影してブログにも載せられるのになぁ~」と、先程の教訓は何処へやら、舌の根も乾かぬうちに無い物ねだりが口をついて出てしまいました。

 

いけばなを見てきました

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新宿の小田急百貨店本館12階マンハッタンヒルズ(レストラン街)にて開催中の「いけばな雪舟流 マンハッタンヒルズに春をいける」を見に行ってきました。

呼吸法の受講生でもある小谷さん(イタリア旅行の写真を以前このブログでご紹介させて頂きました)の作品が今回も展示されており、もう3~4年連続で同展に足を運んでいます。

普段から楽しそうにいけばな教室での体験談をお話くださったり、レッスンに花をお持ち頂いたりと、本当に楽しんでおられるのが伝わります。

名前にも雪舟流の“雪”の一字が入り、展示場所も副家元の横へと出世?されていましたが、そのような事は別にして、小谷さんそのものが素直に花から滲み出ているようです。

4/1(月)まで開催中です。

いけばな雪舟

http://sessyu-ryu.com/

info@sessyu-ryu.com


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やっぱり即興は即興で

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本日、受講者のお一人がお仲間との小さな声楽の発表会に誘ってくださり虎ノ門まで行ってきました。

ただの観客として大人しく座っている予定でしたが、即興演奏に駆り出されて正真正銘本当に即興で(即興と言うからにはそれが当たり前なのですが)声のパフォーマンスをさせて頂きました。

即興演奏=インプロヴィゼーションといって、全くなんの取り決めもなく、今回は誘ってくださったそのご本人と二人で“声のみ”で5分弱位だったでしょうか、気持ちよく心の赴くままにあらゆる声や奇妙な音を発しました。始まるのもどちらからともなく始まりますから、聴衆の中にはもう始まっているのに気付かないこともあります。終わるタイミングも当然、何の打ち合わせもなく終わりを見付けて行きます。そのスリルがたまらなく楽しく、この快感を一度覚えてしまうと多くの方が病みつきになってしまうでしょう。今日も本当に楽しませて頂きました。

でも実はこういうシチュエーションこそが、わたしの理想なんです。普段から進んで表現活動をしていなくとも、「何かやって」と依頼が来たら即対応する、ぼやーっとしていても必要な時直ぐに準備万端の状態になる、これが大事かなぁ~と思っています。

先日はオーディションという場を利用して対応力が錆び付いていないかを確認しましたが、今日のは本当に即興中の即興。醍醐味を味わせて頂きました。

それでもこの即興、なかなか理解してもらえないこともあります。即興って言ってるのに打ち合わせしようとする人が居たりとか(笑)それから聞く側でも、演奏が最後までぎくしゃくしていたり演者に固さがあったりすると不満を感じたりとか。そのようなことも全部引っくるめて即興だとも言えるのですが。全て聞き手の予想の範囲内で終わるならそんなつまらない“即興”はないですけどね。

その昔A猪木さんとモハメッド·アリが戦った時に世紀の茶番などと叩かれたりもしましたが、何の打ち合わせもなく真剣にただ感性に従ってやるしかない状況下では、あのようにもなり得るということなんですよね。

今日お聞きくださった皆さんは、目をまん丸くしながらもかなり喜んでくださり、呼吸法スケジュールのお問い合わせまで頂きました。

実際の歌とか今回の即興のようなことをもっともっと披露して聞いて頂くことも大切だと実感致しました。

また、即興(インプロヴィゼーション)を皆さんにお伝えしながら楽しむクラスも復活させようと思っています。

※写真は虎ノ門金刀比羅宮です。


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もう一つのくいしん坊!万才

今月も福岡の要永さんにお招き頂き、博多にてMCの皆さんとレッスンして参りました。

前回から楽しく明るい雰囲気が継続されており、呼吸法でノドが開いたのか笑いの連続でノドが開いたのか分からないくらいのワーク会となりました。

要永さん含め8名の方それぞれ個性が際立っていて、年内に予定されている残り数回のうちには、少しずつお一人お一人の特徴に添うようなやり取りをさりげなく盛り込んでいきたいと思っています。

お仕事の本番、ここぞという場面で自分自身のうちに宿る呼吸という営みの物凄さを味わって頂きたく応援したいと改めて思いました。

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↑写真は“こんな感じでみんな楽しく入り交じってワークを楽しんでいる”というイメージです。

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↑そして九州各県を代表するその他郷土料理の盛り合わせ。こんな感じでみんな際立つ個性の集まりなんです。どうでしょう、レッスン風景の写真より寧ろ分かりやすいでしょう?

またレッスン中の写真を撮り忘れました。でも福岡へ行かせて頂いているのは本当です。

要永さん皆さん、本日はレッスンを快く受けてくださった上に、素晴らしいランチ会にもお招きくださり誠にありがとうございました。珍しい料理の数々、堪能させて頂きました。本当に本当にご馳走さまでした。

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次は再来月。またどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

実験的企画、皆さんのおかげで楽しい一日となりましたm(_ _)m


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呼吸法を経てのbefore & after 実験企画という触れ込みでしたが、常連さんが多く集まってくださりbeforeは無しでafterばっかりとなってしまいました(笑)

本当はどんなにベテランの方でも到着したばかりの時とほんの少しでも呼吸を通した後では確実に出て来る音は違うのですが、多くの方が呼吸をサポートする方法の詳しい解説を望んでおられましたので、自然な流れでそのリクエストに応えることから始まりました。

今回特に音楽的な繋がりの無い方も積極的に出席してくださり、そのような方に取っては少し戸惑うような流れだったと思いますが、体がそろそろほぐれ始めると誰からともなく「そろそろ歌ってみませんか?」という提案が出始め、いつの間にかミニ·ジョイント·ライヴ状態になったりしました。歌う人・聴く人それぞれの立場で時間をともにしてくださり、本当にありがたかったです。

いつも突拍子もない発想が飛び交うわたしのワーク会ですが、今日も割とその傾向が強かったです。

ここでやっていることは誰かが発見してくれたことを参考にはしながらも、それらに囚われすぎていると“気のせい”だと思って素通りし勝ちなそれ以外のことへの気付きを主題としています。

··········例えば、人間でも野菜でも何でも良いですが、それを構成している物質や成分をリストアップすると、それはそれは膨大な数に上るでしょうが(ビタミンとかたんぱく質とか本当に人類は物凄い数の大発見をし続けていますね)、それでもきっと未だ発見されていない未知の何かが更に膨大な数ある筈で、誰かが新しい何かを発見する度にひっくり返るような“説”の後追いをやっているのとはちょっと違う世界なのです。

自分の感覚をひたすら信じてみると、情報に流されないもっと物凄いものが出て来たりします。

何の話でしたっけ?

そうです、高円寺レヴンさんでのイベント、無事終了しました。ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。

※最後は主催者のミニ·ライヴとなりお恥ずかしい限りです。ワン·コーラスずつでしたが一体何曲唄わせてもらったか?楽しませて頂きましたm(_ _)m