呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

再掲載その17「体験学習に行ってきました※また長いですよ⚠️+合格しました、辞退しました(TДT)」

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先日インスタグラムを見ていましたら某芸能プロダクションの募集広告が不意に出てきました。

最近時間が有り余っていることと、巡り巡って将来奇跡的に副業にでもなれば!といったことが頭に浮かびほぼ反射的に応募ボタンをクリックしました。

書類審査はパスしたらしく、それで今日はある程度選ばれた人としてオーディションに参加してきたのです。

わたしは普段クライアントの皆さんに呼吸·からだ·リラックスについて、それから巷の発声練習の不自然な点や不必要な点(特に滑舌を気にしすぎることや、闇雲に声を多用する練習方法など)を指摘し、その場に応じた対応力やここぞという勝負どころで外さない為の柔軟な精神の大切さを伝えさせてもらっています。

しかし自分自身では積極的な表現活動をしてはいませんので説得力に欠けているとも言えるでしょうし、声優を目指して日夜緊張と戦っているような生徒さん達には、身をもって何も示せていないことや生の体験談を伝えられていないもどかしさがありました。それとともに、久しぶりにそのような実践の場にしゃしゃり出た時に、全く役立たずの烙印を押されるのでは?という心配もなくはない状態で、言ってみればそのような諸々の事柄を一掃する意味合いも含め、オーディションという場にちょっと飛び込んでみたのです。

審査員は、これまで何度もテレビで拝見してきた有名な俳優さんお二人でした(事前アンケートに記入した、自分が影響を受けたドラマにお二人とも見事に出てました!)。

外郎売り(ういろううり)」という有名な教材の一部分と歌をほんの少し披露しましたら、すぐさま“しっかりと訓練された声”とのご指摘を頂き、発声に関して専門的な経験を積んでいるのか?など個人的にかなり詳しく質問までして頂きました。プロフィールには主に声のことで苦労している方を呼吸を通して手助けしている、ということは書いておきましたが、一般的に認知されているような発声練習なるものは一切やっていないことはお伝えしておきました。

わたしの今回の目的は、もうこの瞬間に達成されたと言っても過言ではありません。心地好い緊張感をそのままに、普通に挨拶して普通に外郎売りを読み、思うままに歌ってみせる。もちろんどこにも力を入れず、そのまんまいつも通り。いつも通りというのは、今までテレビで観ていた有名人が目の前に居たら緊張しても不思議ではない、だからそんなサプライズな緊張をなんとかしようと思う必要などないからそのまんま緊張したままで良いということ。そんな状態のわたしから出た声と表現を今現在芸能の最前線で演じたり指導したりされている方の耳がしっかりと評価してくれた。単純に、嬉しいお土産をもらって帰った、そんな気分です。

いつもの地道な取り組みがちゃんと通用する、些細な事かも知れませんがそれがしっかりと証明された瞬間でした。本当に良かったです。※実際の舞台や本番ではまた違う緊張感があることも理解しています、が取り敢えず!

ところで今日の審査員のお二人は、子供の頃に観た特撮ヒーローもので主役と隊長役で共演されてもいたんですよね。歌はその場で急遽その番組の主題歌に変更し、それはそれは一人悦に入って気持ちよく歌わせてもらいましたが、このサービス精神を果たして会場に居た何人の方が汲み取ってくれたでしょうか?ご本人達にもこのマニアックな思いが伝わってたのかどうか?そんなマイナーな子供番組覚えてないかな?一応あの円谷プロダクションの特撮ものなんですが(笑)

オーディションの結果はこの際気にしていません。声以外にも色々な要素が加味されるでしょうし、ルックスはもちろん、垢抜けてるかとかオーラがあるかとか←この辺も呼吸で改善して見せなければ駄目なんですかね?真摯に呼吸なんかと向き合ってると、変な出しゃばりオーラなんか絶体出なくなるとも思うのですが······。

結果は、もし合格した場合のみお知らせします(笑)

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2019年3月10日の記事でした。

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先日お伝えしましたオーディション、しっかり合格しておりました。

なんやかんやで全員合格というのではなく、どうやらちゃんと合格だったようです。

まあ応募したときから薄々は予想してたことなのですが、合格=まずは養成所入学なんですよね。

費用、高いです、少なくとも今現在のわたしには。それと、ヴォイストレーニングが必修科目なんです。この二点が引っ掛かって辞退させてもらいました。

ただ、担当者の方が親身に電話で話を聞いてくださり、審査結果についても詳しく教えてくださいました(←この方めちゃくちゃいい人です)。

やっぱり審査員の皆さん揃ってわたしの声と、課題を淀みなく読み進めたことをかなり評価してくださっていたようで、普段どのようなことをやればあのようになるのか?ということが話題に上ったとのことでした。更には自分ではちょっと意外でかなり嬉しいのですが、立ち姿がシュッとしていて姿勢が良く(←信じられない👀)、年齢に比して見た目が若々しい💪との評価も頂いたのだそうです😆

これまでの取り組みが間違いでは無かったと思えて本当に安心しましたし、明日からもっともっと自信を持ってレッスンに来てくださる方とのやり取りが出来そうです。

わたしが今回、現実的にお世話になるのは無理と申し上げましたらこの担当の方は「個人的には少なくとも半年は合格者として留めておきたいので、もし状況が変われば是非連絡してもらいたい」とまで言ってくださいました。本当にありがたくて、泣きそうです。ええ話やなぁ~(TДT)

声のインストラクターとして使ってもらえないかなぁ~(笑)

※レッスンや輪読会にてもっと色々な詳しい話をさせて頂きます。

↓審査員の先生方です???↓
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2019年3月16日の記事でした。

一つ目の記事の写真は「ファイヤーマン」。この番組の主役の誠直也(まことまさや)さんと、隊長役の睦五郎(むつみごろう)さんが審査員だったのです。

なのでそのファイヤーマンの主題歌(作詞:阿久悠 作曲:小林亜星 歌:子門真人)を歌うことにその場で決めて少し歌ったという訳です。

直ぐ上の上段にある写真、大ヒット海外ドラマ「逃亡者」では主役の吹替えを睦五郎さんが担当。下段は「秘密戦隊ゴレンジャー」のアカレンジャーで、誠直也さんが変身前の素顔のアカレンジャー役でした。

誠さんは、大好きだったドラマ「特捜最前線」にも吉野刑事役で出ておられましたし、睦さんはこれまた大好きだった「必殺シリーズ」第一段「必殺仕掛人」のオープニングナレーションを担当しても居られました。

こんな人に審査してもらって声を出せるなんて、凄い体験でしたね。

しかも声まで評価してもらえて。

もう随分前の事のように感じられます。