呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

🎯大切な話だから長くなる🎯11/30(土)の企画と人集めとターゲットと🎯

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11/30(土)に行われる企画は早くも二回目にして風前の灯状態ですが、考えてみればこの企画に限らず人はそんなに集まってませんでした。なので慌ててはないですが、やっぱり出来るだけ沢山の方には来て頂きたい。

“◯◯の為の”って表示すると分かりやすい、人が集まりやすいってよく言います。

先日の高円寺では、男性の心理学研究者と女性歌手がたまたま同席となりました。男性の方は前日夜遅くに仮のご予約を頂き、女性の方は当日お昼頃に「今東京に居て間に合いそうだから」と突然のご予約を頂きました。そのお二人が一緒にワークを受けた結果、人間の命の根源に触れるようなそれはそれは感動的なやりとりが生まれてしまったのです。

「心理学研究者の為の」呼吸法ワークショップ、「歌手の為の」・・・「男性に特化した」・・・「女性だけの」・・・・・・・。

確かに「あっ!これ自分の為かも?」と思ってもらいやすいのかも知れませんが、もしこのように分けていたら、先日のあのお二人の発見は無かったんです。まあ実際には一番最初の出会い、とにかくワークショップに一度来て頂くそのきっかけとして、訴え掛ける層を当面は分けると良いよって話なのは私も結構いい歳のオッサンですから本当は分かってるんです。

ただ、やっぱりその論法が入り口となった先に、こんなに沢山疲れた人がいる社会が結局繋がる絵面が透けて見えてしまうから、そこに乗っかる気には到底なれないんです。

テーマ別に分ける、こういう考え方で話を進める人って、人間のことを“ターゲット”って言ってることないですか?「ターゲットを絞る」というような調子で。ターゲットって聞いて「ハワイの量販店」とか「内藤やす子」さんを連想するなら良いのですが、そんな人は珍しくて、ハワイは結構居たとしても内藤やす子さんはまず無いですよね?自分が生き残る為には戦争でもビジネスでも人間がターゲットになってしまうんですね(※序でにポイントカードを作らせることを“ロックオン”と言うようで、これははっきりとしたあからさまな戦闘用語です)。

私は今この呼吸に関するワークショップを幸運にも生業とさせて頂いては居りますが、会いに来てくださる皆さんお一人お一人を“ターゲット”とは全く感じられない。

『決めた瞬間に例外が発生し、決めさえしなければ全ては想定内である』

これは確か5~6年前、東武東上線で池袋へ向かう途中の大山~下板橋~北池袋の辺りの何処かで車窓からぼぉ~っと外を眺めているときにふと上の方から降りて来た言葉です。

桑田真澄さん、元巨人軍の投手の、桑田佳祐さんでも岡田真澄さんでもない桑田真澄さんは現役時代長嶋茂雄さんが監督の時、野球観が違い過ぎて全く理解出来ないと直接疑問をぶつけにに行ったそうです。これ迄信じて来た野球のセオリーからは程遠い采配に、自分の力が発揮しづらかったのでしょう。それで話し合いの末に漸く納得したとのことでした。

その後の巨人vs西武の日本シリーズに於いて、点差的にやや勝負が決した感のある試合の終盤で四番打者·清原に打順が廻って来た時、誰もが予想も出来ないこのタイミングで長嶋監督はリリーフに「ピッチャー桑田」を起用します。場内アナウンスが流れたその時の、球場の「ドオーッ!!」っというそれ迄には聞いたこともない異様とも言えるどよめき。常識では絶対に考えられないこの時が、天才·長嶋さんにとってはここしか考えられない正に“その時”だったんですね。長嶋監督は常にこのような背筋がゾクッとするような瞬間を観客の皆さんに届けたいと思って、それがご自身が心血を注いで実現出来る野球を通しての奉仕だと考えておられたようです。そしてこの場面、桑田投手は勝ち敗けに拘らない真っ向勝負の球を盟友清原(←さっきからこの人だけ呼び捨てなのに深い意味はありません。因みに清原とピエール瀧は私と同い年です。なんかすみません)に投げ込み、見事にバックスクリーンへのホームランを浴びます(次の打席も連続で)。しかしこの時どちらのチームのファンなどという分け隔ての全くない万雷の拍手が球場を覆い尽くしたのは言うまでもありません。

西武ライオンズの黄金期を築いた当時の森祇晶監督は「長嶋の野球は全く理解出来ない」と言い続け、強ければ強い程観客の入らないチーム状態を脱却することは出来ませんでした。

こんなに長々と引き合いに出しておいて何なんですが、これ、今回お伝えしたい内容に対して上手な例え話かどうかも書いてる内に分からなくなってます。片やセオリー通りにやって強いが人気が無い、もう片方はセオリー無視で勝敗に波はあるものの人気があって感動的······、なら私のワークショップはというと······。それでも前半部分を書いてる途中でちらほら思い浮かんでいた話なので、多分、大丈夫、繋がってることにしときましょう。

結論、「◯◯の為に」っていちいち書いてないことの真意は、今これを読んでくださっている「あなたの為に」ワークショップをやっている、ということなんです。

そう、結局全員が“ターゲット”なんです(笑)←これは冗談ですよ!時々洒落の分からない人がいるから怖いです。

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↑よく見るとB面が“やぶれかぶれ”ってのも凄いなぁ😅