呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

きっぱり断ることの大切さ

ここ最近、芸能プロダクションのオーディションを受けてみたり、全く予定外に声のインプロヴィゼーション(即興演奏)を披露する機会に恵まれたりと、その場その場での対応力が錆び付いていないか?を確認するような体験が重なりました。

必要な時に必要な表現が自然に口をついて出て来るか?これを計るバロメーターとして「気持ちの乗らないことはきっぱりと断る」というのもかなり重要視しています。

今現在、レッスンの為の固定した拠点を持てていないことで多くの方にご不便ご心配ご迷惑をお掛けしています。支えてくださる皆さんが居なければこのような活動は一日たりとも成り立ちません。

そんな中、そのような心配事を解消してくれそうな申し出があっても、その提案者が、呼吸を通じて深いレベルで成長して行こうとする営みには相容れないものを“学び”だと勘違いしているならば、そこに心を打つような響きは聞こえません(でした)。だからきっぱりとお断りしました。

片付けの魔法の近藤先生もこういうことを仰ってるのではないでしょうか?因みにわたしの部屋は全く片付いてはいませんが。

一見調子の良さそうな話と相手の勢いに惑わされることなく、自身の呼吸と感覚に委ねて大事な決断をする。そして断る必要がある時には体裁など気にせずきっぱりと断る。これも普段皆さんと共に取り組ませてもらっている日頃のレッスンの成果だと思っています。

わたしの場合、成り行きとはいえ結果的に自分の感覚に合わない、我慢の世界から解放させてもらえたという経緯がありながら、またのこのこと甘い言葉に乗せられてそのような居心地の良くない仮の棲みかに戻るという愚行だけはやってはいけないと、心から思いました。