呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

たまには珍しく👀レッスン風景の写真をアップさせて頂きます

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わたし(出前)の左手は、相手の方の第七脛椎辺りに置いて、この方の中心軸の安定を示唆·補助しています。この写真ではブラインドになって見えていませんが、わたしの右腕で相手の方の左腕を下から支え、ほんの数センチ単位で手前側に引いたり、ほんの少し持ち上げたりすることで、呼吸のアシストを行っています。↓下の写真では同じことを別の受講者の方にわたしがやってもらっています。↓

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この日は成り行きで何故か立位で行っていますが、椅子に座ってやれば、この写真のように身長差で苦労しなくて済みます。腕の支え方など、ほんの少しやり難そうにしておられるニュアンスが伝わるでしょうか?

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このワークでは、受講者の方の掌をわたしの仙骨にあててもらい、背中の力を抜き、その掌に呼吸(この場合は吸気)や身を委ねています。安心して脱力出来ると、一定の間(ま)の後に必ず次の活力が体を起こし始めます。そのエネルギーはまるで重力に逆らう“逆ドミノ倒し現象”のように仙骨が立ち上がるのを起点として脊柱~頭部(~頭上遥か上空の空間)まで姿勢を刷新してくれます(仙骨に置かれた掌はそれをなぞるように背骨からうなじ、後頭部の辺りまで移動してもらいます)。それは一回一回の呼吸に合わせて、薄皮を剥ぐように少しずつ少しずつ··········。

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この写真では、わたしの左の掌は、受講者の背中の中心よりほんの少し右側の背筋を覆うように置かれています。実際にはほとんど押したりはしませんが、気持ちほんの少し、前方への推進力のような方向性を醸し出してはいます。同時に右手の指先を使い、受講者の右の肩先を極めて繊細に外展させる方向性を与えようとしています。ここへ到達する前に一時間以上もかけて下半身や背中を充分にケアし呼吸と体の齟齬を修正し、レッスン終盤に差し掛かり気持ちよく胸襟を開くアプローチでも如何ですか?と体そのものに問うているところです。この場合、わたしが椅子または床に座り、左の掌を指先を上に向けて背中にあてる方が相応しいかどうかを尋ねながら慎重に見極めることも大切です。

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写真一枚目、二枚目、三枚目それからラストのワークは本当に極めて小さな動きでしかなく(見る人によってはそれを動きとは認識しないこともある位に!)、見た目の地味さとは逆に受講者が内面で感じておられる(であろう)呼吸の豊かさや腔の広さの差が衝撃的で、どの人にとってもいつもかなり興味深いものとなるようです。結果、普段知らず知らずに矮小化されてしまっている自分の呼吸が、本来のスケールに戻るという、えもいわれぬ快感を味わう瞬間ともなります。

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こんな感じで、他の方と協力して呼吸を見つめ直す作業もよくやっています。

少しは参考になりましたでしょうか?

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3/17(日)高円寺レヴンさんにおきましては、このような呼吸のサポートを沢山させて頂いた後で、試したい方は歌ったり朗読したり楽器を演奏したり、自由に過ごして頂けます。

もちろんぐでぇ~~~とソファで寝ててもらっても良いです(笑)

皆様のご利用をお待ちしておりますm(_ _)m

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