呼吸は切り替わる~名前のない、もう一つの呼吸法~

呼吸 声 歌 心 体 演奏 バランス 整える 緊張 リラックス  潜在能力 聞く 感じる 伝える 存在 表現 充実

嵐が2020年末で活動休止

本日の輪読会は色んな意味で面白かったですね。

午後は池袋から後楽園駅へ移動して、伝通院近くのスペースにてレッスンを、ほぼ一週間振りに出来ました。やっぱり仕事はあった方が良い。

参加者はお一人で、先ほどの輪読会での盛り上りは一体何だったのか?(笑)と人数だけで見ると確かに寂しい限りではありましたが、内容は深く深く、少しの新しい感覚にも出会えました。

例えばここ半月ほどで閃いた一つのワークが、実は今日この方に紹介するために思い付いていた、というのが分かった瞬間がありました。

また、今日初めて取り組むワークの途中、気の利いた(積もりの)言葉を投げ掛けようとしながらも、じっくり味わうように呼吸をしておられる表情を見たら「その言葉、言わなくて良いですよ」と語ってくれているのに気付き言うのを取り止め、実際言わなくて正解だったという体験もしました。

更に別のワークでは、二人で向かい合ってかなり濃密な空間が醸成されている中で、今の自分には難易度の高そうな概念が浮かんだのですが、しかし今目の前にいるこの方には取り組んでみるチャンスであり、今のこの方なら物凄く感覚を深く捉えることが出来るに違いない、という確信が浮上し一緒にやってみるというような展開もありました。

それで、やはり予想通りにわたしは自分で提案したテーマに少々戸惑っている最中、その方はじっくりと落ち着いて呼吸や骨盤低、それらに接触しているあらゆる事象の感触を堪能しておられるという状況が生まれました。そんな時にわたしが置いていかれたような寂しさ(参加者が一人という寂しさとは別ですよ)を屈辱的に味わっているのかというと実際はその逆で、一般的な意味での“先生と生徒さん”のような関係性とは全く違う、尊重や自由が完全に保証された場に幸福感すら覚え、その平和な雰囲気を寧ろ楽しんでいました。

このワークでは(他所で行われていることは知りませんが)、案内役であるわたしが呼吸や感覚に対して特に優れている訳では決して無く、人数分の呼吸の営みがただそこにあるだけなんですね。

これまで数え切れないくらいに確認してきたこの真実を、今日もまた新鮮に味わわせて頂きました。本当に感謝です。

 

※個人的にはもう少し長い日数、大坂なおみ選手の優勝をトップニュースとして楽しんでいたかった。