なかやまのATT日記-140字では納まりきらない呟き

A=あるがままに T=とりとめもなく T=たいくつしのぎ・・・な日記。

約半年ぶりに歌わせて頂きました④

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今回はラストでマイク無しの生音で一曲歌わせて頂いた事が何よりも嬉しくそして快感でした!

一回引っ込んで再び登場する際に、セッティングをやり直すのも時間の無駄だと思いその場の思い付きでやってみましたが、全曲生音でやれば良かったと心底感じました。

元々音響設備がそれほど完璧という環境ではないし、首の動きが制限されるので却ってマイクが無い方が歌い易いとは思っていたのですが、それにしてもやっぱりマイクが拾っているのは人間がしっかりと発した声(音)のほんの表層に過ぎないんだなと実感しました。

背中や首筋・後頭部からも繊細な響きが空気に伝わっていて、そんな極々小さな音(というか微振動)が実際に聴衆の耳に届いているかどうかはさしたる問題ではなく、マイクの存在やそれに伴う大雑把な増幅音のせいでそれらの繊細な要素が自身の体感からもかき消されている、その中で歌っていることが問題なんだというのがよく分かりました。

骨を中心として身体中に伝わるその振動を心地よく感じながら出す歌声はご機嫌に決まっており、そうではない時とは比べ物にならない何かが聞いている方々にも届いている筈なのです。

今思い返せばこの一曲の時ばかりは再び、歌う=瞑想?状態になっていたように思います。朗読をするように目の前の歌詞とコードを見てはいるのですが、背後も含め一番遠くにいるお客さんの存在まで自分の周囲がぐるりと完全に把握出来ていて、それぞれの人と1対1で歌わせて頂いているかのような感覚でした。

皆さんの集中もそれに応じて高まっているのが感覚でぐぐっと伝わって来るので、下手くそなギターもどんどん力まずに爪の先にほんのちょっと引っ掛かるだけの小さな音まで何の心配もなく自然に出せていて、弾き語りの醍醐味を味わわせて頂きました。

自分の身の丈に合った条件の下、気負わず無理なく、出来ることを普通にやる、それが悪い緊張を遠ざける最も簡潔な方法なんだなぁ~と思います。

早くレンタカーぶっつけ事件とボブ・ディランのことを書きたいけれど調子づいて次回ももう一回ライブ後に思った事を!