歌手の大石亜矢子さんは盲導犬セロシアと共に通って下さる、呼吸と発声教室の常連さんです。
しかしこの度セロシアが高齢のためにリタイアしたとメールを下さいました。10年を少し超えても頑張ってくれていたセロシアですが、これから迎えるであろう猛暑を考えてもこの辺りが限界であろうと判断したそうです。セロシアはこれからお知り合いの家に引き取られて、きっと幸せな余生を送ることでしょう。本当に心からお疲れ様でしたと言いたいです。
大石さんとのレッスン中リラックスした雰囲気が伝わってしまうのか、セロシアはよく間に入ってはじゃれて来ました。とても大切な作業・仕事中とは感じられないのでしょう、ここぞとばかりに遊んでもらおうと思って傍を離れてくれないまま大半の時間を過ごしたものです。
手のひらをこれでもかとペロペロ舐めてくれましたし、こちらもお返しに、惜しげもなく差し出してくれるお腹をそれこそ気持ちを込めて撫でてあげました。実質大石さんのレッスン時間そのものはかなり短めかも知れませんが、楽しく明るく柔らかくなり、元気をたくさんもらった時間の数々でした。
セロちゃん本当にありがとう。またその内に会えたらなぁ~と思います。
大石さんの所には、早く三代目の盲導犬がやって来ることも、併せて願っています。
※大石さんとセロシアとの出会いから盲導犬デビューの様子は「今日からは、あなたの盲導犬」(岩崎書店)とい本で見られます。
※公益財団法人アイ メイト協会のHPを覗いてみると、盲導犬育成や募金に関しての情報を見ることが出来ます。