喉に長期間違和感を感じたならお医者さんに診て頂く、普通はそうです。私自身約20年前にそうして米山先生と出会い今に繋がっている訳ですから。
それで今回の違和感では何故そうしなかったのか?まずはその頃すでに米山先生は入院しておられ、診察して頂けるような状態ではなかったこと。米山先生の跡をしっかり継いでおられ、たくさんの患者さんがお世話になっている仙川の竹田先生に診て頂くことも勿論考えましたが、これまでの自分の人生を振り返って、この試練は自分の内面から取り組むべきものであるとの結論に達し、結局は診てもらわなかったというのが答です。
心理学を少しかじって分かって来たことは、自分がほったらかしにしている根深い宿題が騒ぎ立てて病気(のようなもの)・症状(のようなもの)を造り出してしまうことがあり(そういうのが全くない人も珍しいかとは思いますが・・・)、そのような症状らしきものが多めの場合、その人は心気症とか、森田療法ではヒポコンドリー性基調と呼んだりするようで、どうも自分もその部類に入るようだということ。
偏頭痛であったり肩凝りであったり、胃の痛みや関節痛など、そのように探っていくと、一見完全に外部からの侵入者とも思えるウィルス性の症状、例えばインフルエンザなんかも、そこらじゅうに飛び回っているウィルスを、色々な理由から身体が採用した時に発症するんじゃないかとも思えるのですが・・・。
ここではそんな想像は横へ置きますが、身体が発している何らかのサインに深い所で気付いてあげない限り、それらの症状はマンネリ化しないように、いつも新鮮でリアリティを失わないように手を変え品を変えつんつんと内側から突っついて来る訳です。
それらに惑わされて症状だけを診てもらっても、いたちごっこになるだけであるというのが経験上分かって来ましたので、そう簡単に答には辿り着けないながらも、とにかく慌てることなくただ黙って、皆さんとの呼吸のレッスンに今一度新鮮な気持ちで取り組み、「また高い声が響かないなら、それをも皆さんに聞いて頂こう」という心境で腹を括ってみたのが先日のライブだった訳です。
これまでもギターのコードを押さえる左手が痙攣したり、ずっとそれは腱鞘炎だと思っていましたが、最近ではジストニアの部類に入るんじゃないかと考えたりとか、まぁそんな感じで心は色んな悪戯をして来ています。
※10月1日(土) 第十一回 ミトミライブに出演します!!